ロップイヤーの耳のふけとカサカサ [臨床医の経験]

ロップイヤーを飼っている方向けの記事です。

なんとなくおかしくなりがちなロップイヤーのここらへんの皮膚についてミニ解説です。

これに気づいて気になっている方!よくみられていて素晴らしい観察眼をお持ちですね

このあたりは(特に頭のすぐ後ろの皮膚なんか)カビが出たりダニが出たりもしやすいところです。

ロップさんには、そのあたり(耳と後頭部のところ)に、ふけが出やすくかさかさしたり、謎の脱毛が出やすいのです

このわずかなカサカサはそれらの検査をしてみても何も出ないことがあります。

これに関しては原因不明です。

何もしなくても勝手に治る子、消毒し続ければ治る子、何やっても治らない子がいます。

原因は不明ですが、かなりロップさんに多いため、もともと遺伝的になんらかの皮膚の異常があるのではないかと勝手に思っています。

ロップさんの血が入っている子もなるかもしれません

ロップさん特有のこのカサカサは、経過をみていても広がったり悪化してボロボロになったりはしません。ただそこがなんとなくカサカサしてふけがでている。

本人もそこまで気にしないので、その子のワンポイントとして受け入れておくという付き合い方で大丈夫でしょう。

しかし痒がっていたり、脱毛などが広がるようでしたらダニ、カビなども考えられます。

除外診断という考えで、ダニでもカビでもなさそう→それならロップさんあるあるの皮膚のカサカサかな?

という判断ができます。

できれば健康診断がてら、一度病院に行ってみましょうね♪

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この記事を書いた人

たけちよのアバター たけちよ うさぎ系獣医師

〇エキゾチック専門獣医

うさぎの道をおしえてくれたのは歴代うさぎの白雪。今は3匹のうさぎたち(もふ、ゆきひめ、ちゃちゃまる)と暮らしています。
「うさぎの知識や経験を生かして、幸せなうさぎライフを応援する」ことをVisionに日々生きている、うさぎオタクです。
兎年に生まれ、兎年に獣医師になりました

自分たちより先に旅立つ小さなモフモフに、最期のときにはありがとうって言える付き合い方を、うさ飼い全員で目指したい。

飼い主さんのお話を聞くのが大好きです!ちょっとした疑問や気が付いたことなど遠慮せずどうぞ。

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